【X-OBSERVATION LOG 1386-SKYBOUND AERIS】
文明分類:レベルⅠ文明(惑星規模文明)
分類基準:カルダシェフ・スケール準拠
対象文明圏:SKYBOUND AERIS-1386
支配惑星数:1惑星
観測状態:安定発展中
当該文明は、地表と成層圏の双方に重力面を持つ特殊惑星で進化した浮遊生命体文明である。
この惑星では二つの重力層が存在する。
第一重力層は地表へ向かう。
第二重力層は成層圏内部へ向かう。
その中間高度約28~74キロメートルには重力均衡帯が形成されている。
この領域では重力がほぼ相殺され、
巨大な浮遊大陸や生物群が永続的に浮遊している。
文明人口は推定約620億個体。
確認済み知的種族数は約8,600種。
主要生命系統は以下の通り。
浮遊クラゲ型生命体
ガス袋生命体
翼膜生命体
結晶浮遊生命体
発光浮遊生命体
植物浮遊生命体
気流共生生命体
雲生物
電気生命体
空中群体生命体
平均体長は約6.2メートル。
最大個体は約920メートル。
平均寿命は約380年。
長寿種では約12,000年。
文明最大の特徴は、
「空そのものが居住世界となっている」
点にある。
都市は浮遊岩盤や巨大生物の背中、
雲状植物、
結晶構造物の内部に建設されている。
主要浮遊都市数は約128万。
浮遊島数は約3億4,000万。
空中交通航路は約96億路線。
重力制御塔は約4,800万基。
文明史は約270万年。
確認済み歴史体系は約160万系統。
主要歴史区分は以下の通り。
浮遊生命誕生期
天空集落時代
浮遊都市時代
重力均衡発見期
空中連合時代
現在は空中連合時代から約62万年が経過している。
国家数は約5,800。
自治領数は約24万。
主要都市国家数は約18,000。
宗教体系は約14,600。
主な信仰対象は以下である。
天空の海
双子の重力
風の母
雲の神殿
永遠の上空
最も普及した教義は、
「生命は空に抱かれて生きる」
というものである。
政治体系は浮遊評議連盟制。
中央評議席数は約1,440。
地方評議会数は約84,000。
議席配分は以下によって決定される。
浮遊都市人口
気流管理技術
環境保全
学術研究
経済体系は浮遊資源経済。
年間取引量は約7.8×10^18単位。
主な取引対象は以下の通り。
浮遊結晶
軽量鉱物
雲植物
大気微生物
重力鉱石
風力エネルギー
軍事能力は惑星規模。
保有戦力は以下の通り。
空中防衛軍:約1,600万部隊
浮遊艦隊:約280万艦隊
成層圏監視基地:約220万基
重力制御施設:約860万基
気流警備隊:約5,400万部隊
過去に確認された惑星規模戦争は12回。
その多くは重力均衡帯と浮遊島の支配権を巡る戦争であった。
文化的中心概念は「浮遊」。
高く飛ぶことではない。
安定して漂うことこそ成熟の象徴とされる。
年間祭典数は約6,400万。
主要祭典は以下の通り。
天空祭
双重力祭
浮遊島祭
雲海祭
風の祝祭
当該文明最大の特徴は、
「空と地上の双方に文明圏を築き、重力均衡帯を第三の世界として利用している」
点にある。
彼らにとって空は海であり、
雲は大地であり、
重力とは文明を支える自然そのものである。
惑星規模浮遊生命体文明として重要観測対象。
観測継続対象。



