【X-OBSERVATION LOG 6001-LAST DAWN】
文明分類:レベルⅥ文明(超宇宙規模文明)
分類基準:カルダシェフ・スケール拡張分類準拠
対象文明圏:LAST DAWN-6001
支配超銀河団数:約4.8京
管理宇宙数:約880垓
観測状態:安定存続中
当該文明は母星系恒星の死を経験した後も存続し続けた超宇宙規模文明である。
文明史上最大の出来事は、
「故郷の太陽の死」
であった。
観測記録によれば、
母星系恒星は約97億年前に燃料枯渇を迎えた。
その後、
赤色巨星期。
恒星崩壊期。
白色矮星期。
冷却期を経て消滅した。
しかし文明は滅びなかった。
彼らは故郷を捨てなかった。
死んだ恒星を保存した。
現在も文明の中心には、
半径約120億kmの巨大保存領域が存在する。
その内部には、
冷却し光を失った故郷の恒星が安置されている。
総人口は推定約7.2×10^118個体。
確認済み知的種族数は約94京種。
主要生命系統は以下の通り。
人型生命体
機械生命体
量子生命体
光生命体
重力生命体
時空生命体
情報生命体
概念生命体
超次元生命体
宇宙生命体
文明史は約146億年。
確認済み歴史記録体系は約8.8×10^15系統。
主要歴史区分は以下の通り。
母星海洋時代
恒星開拓期
銀河文明期
宇宙拡張期
恒星死滅期
追憶宇宙時代
現在は追憶宇宙時代から約97億年が経過している。
文明最大の特徴は、
「故郷を記憶し続けること」
である。
新たな宇宙を創造できる技術を持つ。
銀河を設計できる。
恒星を生み出せる。
生命を創造できる。
しかし故郷の恒星だけは再点火していない。
それは文明全体の象徴となっている。
国家数は約4.4×10^24。
自治領数は約7.8×10^30。
加盟文明数は約2.2×10^19。
宗教体系は約3.8×10^18宗教。
主な信仰対象は以下である。
最初の夜明け
失われた太陽
最後の夕焼け
永遠の記憶
静寂の恒星
最も普及した教義は、
「死は終わりではなく記憶である」
というものである。
政治体系は追憶評議連合制。
中央評議席数は約9.4×10^12。
地方評議会数は約5.8×10^20。
議席配分は以下によって決定される。
歴史保存実績
文明継承実績
文化維持率
記録保管量
経済体系は記憶価値経済。
年間取引量は約6.4×10^82単位。
主な取引対象は以下の通り。
歴史記録
絶滅文明情報
人格保存体
宇宙記憶結晶
文化保存権
過去再現技術
軍事能力は観測不能領域に到達している。
保有戦力は以下の通り。
宇宙防衛群:約8.8×10^22艦隊
時間監視軍:約7.2×10^31部隊
超宇宙要塞:約4.8×10^18基
歴史保全軍:約9.6×10^28部隊
因果管理網:約7.4×10^35基
確認された超宇宙規模戦争は12回。
その全てを生存している。
文化的中心概念は「追憶」。
未来を否定しない。
進歩も否定しない。
だが、
最初の空。
最初の海。
最初の恒星。
それらを忘れることは文明の死と考えられている。
年間祭典数は約2.2×10^25。
主要祭典は以下の通り。
第一光祭
故郷記念祭
最後の夕焼け祭
静寂の恒星祭
永遠追憶祭
当該文明最大の特徴は、
「故郷の太陽が死んだ後も、その死を文明の中心に据え続けている」
点にある。
彼らは宇宙を超えた。
時間を超えた。
死を超えた。
それでもなお、
最初の朝を忘れない。
超宇宙追憶文明として重要観測対象。
観測継続対象。

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